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Author: 三輪の翁

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商品:手延ひやむぎ
商品掲載期間:2008年8月31日まで

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 旅行記 その5 
 タ・プローム、ここは駐車場からしばらく徒歩で林の中へ入ります。韓国からの観光客が一番多いとのことですが、その言葉通り、チップを目当てに数人が道端で「アリラン」を奏でています。建造物の石がごろごろと転がるままにされた遺跡に足を踏み入れると、すぐさまカジュマルの木が石造りの建造物に絡みついているのを目にします。遺跡を保存するために逆に木を切り倒せないとのことですが、この文明が自然に飲み込まれていく様は、見事な観光資産です。
 「有名なのはこの先です」 ガイドさんについて進むと、なんと太い幹というか根というか、個々の石組みよりも大きく、建造物に覆い被さる形で何本にも分かれた根を地中へとおろしています。まさに自然のなせる技です。この木は、最初遺跡の上に根付いてそこから幹は上へ、根は下へと伸ばしていくのだそうで、石と石との間に絡まった根はその成長過程を物語っています。枯れた木の上に根付いた若木からするするとしっかりとした根が、3・4m伸びている場所も見かけました。
 歩いた後のビールの美味さを昼食で逃さなかった次は、アキラの地雷博物館。アキラ氏は簡単な道具と素手で、地雷を除去し多くの人名を救っていることで、カンボジアでは英雄です。博物館といっても粗末な建物に処理した地雷、爆弾と写真、英文説明のパネルが展示してあるだけですが、手足だけをねらった小さな地雷、対戦車用の大きな地雷が処理されてうずたかく積まれているのを見ると、戦争悪と戦争のない日本のありがたさを感じます。外のテントではビデオでアキラ氏の地雷処理の様子が映され、数少ない訪問者の内の白人が見入っていました。ビデオの最後の方で、片足の子供達が松葉杖を使いながら、サッカーに興じ、その姿は屈託なく、転びながらもボールを追いかけている様子が映されています。地雷は中国製、アメリカ製、ロシア製の順に多いのだそうですが、武器輸出国の人はどういう気持ちでこれらを見ていることでしょう。



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