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Author: 三輪の翁

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商品:手延ひやむぎ
商品掲載期間:2008年8月31日まで

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 マカオ旅行記 その5 
 マカオ2日目は観光の日、といっても面積の狭いマカオ、移動にも時間を要せず、バイキング形式の朝食をゆっくり取って、コーヒーカップを片手に皆と談笑していても出発までの朝の時間は十分にあります。蛇足ですが、豪華ホテルの場合には、朝食だけを別に組むと目をむくほど高いので、必ず朝食とセットでツアーを組まれるのがよろしいです。目を転じると、ラスベガスでは朝食時も賑わっていたカジノが、ここではプレイしている人は極わずか、その広さ故に閑散としています。ついつい比較をしてしまいます。
 観光はマカオ半島側、かつては中国に向かって大砲が向けられていたモンテの砦跡、高台で街を一望でき見晴らしも良く、松山にある中国湾岸最古で今も現役のギア灯台も目にすることができます。マカオの代名詞、セントポール大聖堂のファサードは砦跡のすぐ横。当時のまま残る前階段が見事で、観光客の撮影スポットであるのも頷けます。木造であった大聖堂を風害から守るために造られたものとは初めて知りました。ここからセナド広場へと徒歩で下ります。薄いオレンジ色と白に塗られた建物はいずれも公のものとのこと。毎年塗り替えて、街の景観を引き立てています。それに白と黒の波模様に敷き詰められた道路のモザイク、現地の石ではなくポルトガルから取り寄せたというこだわりです。途中セント・ドミンゴ教会に寄ります。外観も良ければ内も綺麗な教会です。撮影が許可されていて信心のない私の撮影ぶりは批判を買ったかも知れません。セナド広場は予想よりも狭く感じましたが、タイルの地面、ちょこんとある円形の噴水、取り囲む古い洋館の建物、普段目にしない様式美には引きつけられるものがあります。ただ中央に「慶祝中華人民共和国成立58周年」の臨時モニュメントが造られているのはいささか無粋です。
 再びバスに乗りマカオの地名発祥ともなった海べりの媽閣廟に到着です。ポルトガル人が着いて、「ここはどこだ?」と聞かれたとき、てっきりお寺の事だと思い答えたのが、「マカオ」地名の始まりとか。日本人がポルトガルの菓子を初めて口にし、「これはなにか?」と訊ねたのに、てっきりお皿に書かれたお城の事だと思い、「カステラ」となった話と重なり、ポルトガルつながりで愉快です。 ガイドの黄さん、「頭の上に気をつけて!」の言葉に上を見上げると、円周上に作られ吊されて円錐状になった大きな線香がたくさん。何日も燃え続けその灰が頭に落ちてきます。黄さんに教わり、マカオ式で旅の無事を祈りここでは最後にお賽銭を入れます。
 信仰とは別に、ここはスリのメッカとのこと。黄さんはもとより露天のおじさんからも注意されるのですから、余程の事なのでしょう。観光ツアーの中に集団で混じり、観光客からはもちろんのこと、同じツアー仲間からもちょいと拝借なのだそうで、私もシャツの胸ポケットを注意されました。


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 マカオ旅行記 その4 
 ホテルに戻るとそこにはカジノが待っています。部屋を交換するのに前の部屋が既にカードキーが使えなくなっていたりしてちょっとバタバタした後、ロビー階の大フロアーカジノへ直行です。とにかく広い。ややもすれば迷子になってしまいます。最後は所々に記されたNORTH、SOUTHの文字を頼りに部屋へとたどり着きます。
 チェックイン後、カジノを通って部屋に行く際にも感じたのですが、ラスベガスから来たホテルですから、カジノの造りなどはラスベガスと同じなのですが、ずいぶんと雰囲気が違います。その要因はプレイをしている人々です。カジノですからざわめきはあるのですが、ラスベガスで感じた落ち着きはありません。ルーレットのテーブルを見ても、テーブルに付いている人の肩越しに手が伸びてきて、チップを掛けていて、ディーラーも誰が掛けたのかも判らず、結果が出た後当たり数字を連呼して掛けた人にチップの受け取りを即しています。我々メンバーの一人はギャンブル通ですぐにブラックジャックのテーブルへと消えて行きましたが、後で聞くところでは、プレイマナーがなってないとのこと。ブラックジャックでは他のプレイヤーの手やディーラーの手により、自分がヒットするかスタンドするかにはお互いに暗黙のルールがあるのですが、お構いなしの人ばかりでゲームにもならないとこぼしていました。
 私のような素人ができるのはスロットマシーンくらいですが、その機械も様変わりです。今は電子ゲーム機のように全て電子式。昔のようにコインを入れて当たればコインがじゃらじゃら出てくる感激は無くなりました。入れた金額が数字で表示され、その数字が減ったりたまに増えたり、精算するのもレシートのような紙切れが出てくる、味気ないものになりました。
 余程の軍資金がなければカジノでは勝てません。もちろん遊びのつもりでやっているのですから負けるのは承知の上ですが、聞けばアジア系、特に中国人のギャンブル好きは定評らしく、ここでも遊びではなくちょっとでも稼いでやろうとの姿勢が伺えます。それがラスベガスとの雰囲気の違いを醸し出しているのかもしれません。
 レートはブラックジャックを例に取れば、最低が200HK$(約3000円)、もちろんレートの高いハイクラスの場所も確保されています。ラスベガスでは5$から遊べたのに比べるとかなり高いです。マカオで稼いでやろうとの諸氏は、軍資金を十分にご用意ください。


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 マカオ旅行記 その3 
 ホテルの駐車場にはバスがひしめいています。これみんな宿泊客かと思いきや、実は観光客。ツアーで旗を持った人に導かれてぞろぞろ歩いてる人々。またホテル名が入ったバスでフェリー乗り場まで戻ろうとする長蛇の列。カジノを有した巨大ホテル自体が中国人の観光地なのです(まあ我々もそれに近いですが)。
 黄さんが「時間が掛かりますのでチェックインは私がまとめてやります」と言ったとおり、カウンター前にも長蛇の列、オープン当初は3時間は掛かったとか。改善されたとはいえ、40分程待ってやっと部屋割りが決まりますが、それからがすったもんだ。
 内一部屋がルームキーを入れても開かない。折衝の末部屋には入れたもののバスタブが無い。私と相方の部屋はキートラブルはなかったものの、だだっ広い部屋に仕切もなく扉もないシャワーと便器。夕食のための集合場所に下りて黄さんに、部屋は予約通りか問い合わせたところ、ホテル側は間違いなくバスタブは付いていると主張、扉を見落としたんでしょう、の始末。全員の部屋がそうだと判り、担当者ではらちがあかず、更にバスタブはあると言い張るマネージャーを連れて実地検分。私はロビーで待機していたのですが、そのマネージャーはバスタブを探し回ったそうです。結局部屋を交換するに落ち着いたのですが、一言の誤りの言葉も無いと、気分の悪さが尾を引きます。更に翌日にはベッドで休んでいるところにいきなり4人連れが入ってきたそうです。もちろんちゃんとその部屋のカードキーを持ってです。
 黄さんの説明では、急激な拡大で従業員の技量不足、フィリピン、マレーシア、インドネシアなどからの働き手に十分な接客マナーやシステムが教えられていないとのこと。それにしてもマネージャでさえ部屋を知らないのですから、実にお粗末。
 マカオといえばポルトガル、夕食はそのポルトガル料理。観光料理店と見えて店名はカタカナ表示があります。8時過ぎの空腹は何よりのごちそう。「ポルトガル料理って我々に合うの」の懸念は無用、極々普通、日本人にも良く合います。ただ牛肉は止められたが良さそう。食した一人が「ゴムのよう」というので、箸もつけずじまいでした。


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 マカオ旅行記 その2 
 香港到着からフェリーの出航までにはたっぷりと時間が取ってあって、「途中観光でもしていくか」と余裕だったのですが、到着したのは15分足らず前、その間に出国手続きもしなければなりません。原因は交通渋滞。狭い土地にひしめく人、無理もありません。ところが走っている車を見ると、バス、タクシーに混じって高級車が目立ちます。ここでは車に対する税金が120%、500万円の車が1100万円になる計算で、高収入の人で無いととても車など持てず、その人達に取っては高級車がステータスなのです。
 フェリーはロアーデッキとアッパーデッキに区分されていて、アッパーはいわゆるファーストクラス、専用の待合室、ゆったりとした指定席、優先下船、と飛行機での処遇と同じです。速度が売りとあって、なるほど高速で揺れも少なく乗り心地はグッド。途中飲み物と軽い食事が出てきます。焼き鳥のようなもので、見た目で我々の誰もが口を付けませんでした。
 50分程でマカオに到着。出迎えてくれたのは入国手続きでの長蛇の列。遅々として進まず、ゲートを出るまでに4・50分掛かったでしょうか。目ざとく65才以上のゲートを見つけて、内3名が早々と入国しましたが、全員揃うのを待つのは一緒。マカオのガイドは黄さん。明日から中国では3連休で、人も多いとのこと。マカオはフェリーが着いたマカオ半島と、埋め立てられつながったタイパ島とコロアン島。出迎えのバスで橋を渡って宿泊ホテルのあるタイパ島へ向かいます。道路両側の至る所に、黄色と黒色のゼブラ模様に塗装されたガードレールがあるのが目にとまります。そう、ここはモナコに真似て市中をそのまま利用したF3レースが行われる場所。
 カジノの売上げでラスベガスを抜いたマカオ、中国資本はもとよりラスベガス資本も入ってきて、今もかつてとは様変わりとのことですが、建設中の巨大ホテルあり、建設予定の埋め立て地ありで、2・3年後には更に大きく様変わりする模様です。宿泊のTHE VENETIAN MACAUもこの8月末にオープンしたばかり、部屋数3000、現在世界第二の広さはさすがにでかい。見上げるばかりの巨大ホテルの西入口に到着したのは午後4時半過ぎでした。


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 マカオ旅行記 その1 
 恒例の組合同士の旅行、今回はお久しぶりの台湾の予定を改め、もう少し足を伸ばして今話題のマカオと相成りました。関空から周2便の直行便があるとのことですが、今回は香港経由のマカオ入りです。さすがにこのメンバーで香港を知らないのは私だけですが、マカオは初めての人もいて、早くもカジノ見たさです。
 香港といえば飛行機はキャセイパシフィック、搭乗は350便。関空10:00発で約3時間30分のフライト。この程度ならばエコノミーも苦になりません。かつての香港常連組も新空港は初めての人もいて、関空の2.5倍というその巨大さにびっくりです。ゲートとターミナルを結ぶモノレール(?)もありますが、関空のそれとは距離もスピードも違います。日本のように搭乗手続きをした人を必至に捜し回るのと違って、搭乗時間までに現れない人は無視して出発してしまうというのですから、気をつけねばなりません。関空がアジアのハブを目指すと意気込んでいるのですが、この空港一つを見てもほど遠い感は拭えません。
 マカオへの足は空港近くから出るフェリーもあるのですが、今回は香港島から出ているターボジェットを利用、いずれにしろ一旦香港に入国です。出迎えの旅行社のガイドは通称ジョンさん。生粋の日本人ですが、日本で働いた経験はないそうです。
 空港の近くには例のディズニーランドがあり、不評が幸いして乗り物の待ち時間が無いので、日本からわざわざこちらに来る人も多いそうです。空港島から自慢の二階建て吊り橋を渡ると九龍サイド。道路の両側には高層住宅がひしめきます。1100平方キロに700万人ですから、無理もありません。地震が無いので耐震の配慮はなにもなく、日本人から見れば住むには怖い建物です。
 特殊工法の海底トンネルを抜け香港島側に出るとそこはオフィス街、ガラス張りの高層ビルがそびえ、バスの窓からは屈んで見上げないと上まで見られません。現在の最高ビルは88階建て、もっと高くできたのですが、中国では縁起の良い数字、8にとどめたそうです。


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